葬祭場の選び方には、誰に見せても立派な豪華コースと、身内でしめやかに行うコースがあります。身内でしめやかに行うコースは、宗派にもよりますが、予算を押さえれば18万円から30万円程度でできます。「家族仲が良く、残った遺産は葬式で使い切ってしまうのではなく子孫に分けたい」と故人が生前に意思表明をしていれば、生前に書類を作成して、末端にも細やかな気配りが行き届いている念書の作成を事前にしているはずですから、葬儀、告別式等の儀式に余分にお金を使うことなく、遺産を子孫で分けることができます。
家族が亡くなった際に葬儀会社に依頼して通夜と葬式を行いますが、まずは利用する葬祭場を探す必要があります。既にお世話になっている所がある方は問題ありませんが、初めて利用する方は情報収集をしっかり行うことをオススメします。東京だけでもかなりの数の葬祭場がありますので、参列者や身内の数などを把握した上で丁度良い広さの葬祭場を選択することが重要です。一般葬なら100名から150名程度、家族葬なら身内を含めて50名程度が平均と言われていますので、葬儀会社のスタッフに色々相談しながら決めてください。
ご不幸は突然やってきます。そこでここでは、急な参列の場合にも正しいマナーで参列することができるように、葬祭場での基本的な流れとマナーをご案内致します。お通夜が、ご焼香→通夜振舞い→帰宅と流動的なのに対し、葬儀や告別式は開始から終了まで参列するのが基本となります。まずは、告別式開始時間に遅れないように早めに到着しておきましょう。また、携帯電話の電源は予め切っておきましょう。受付ではお悔やみを述べ、香典をお渡しし、記帳をしたあとに返礼品の引換券を受け取ります。